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体育会系ゴキブリセブン
ルシアの今の家に住み始めたころ、
夜中にキッチンに行くと、ゴキブリ達の大運動会だった。


その頃は、引っ越ししたてやったから

「すまんのぉ、今度からここ俺の家になったんだわ。
ちょっと出て行ってくれんか。」

的な気持ちで彼らには立ち退いてもらった。



あれから1年。
彼らは俺の要求をすんなりと受け入れ、
俺は平穏な日々を手に入れたのだった。




で、この1年間、何の音沙汰もなかったのだが、
先日、久し振りに

「よぉ、元気?」

くらいな感じで、1匹のゴキさんに遭遇した。

が、なんかこのゴキブリ違う。
よそ者の匂いがする。
トラキチ家のゴキは、元来、キッチンに住んでたのだ。
なぜ俺の寝室の、それも壁なんぞにへばりついてやがる?
そこはお前たちが嫌いなはずの、

「目立つ場所」

やないか。



・・・と、後から思えばそう勘づいても良かったのに、
この時はまだ、トラキチ家の生き残りゴキやと思ってたので

「ま、俺が寝てる間にちゃんと家帰っとくんやで。」

と、放置して、蚊帳だけして寝た。







夜中・・・



う〜ん、なんか今日は寝苦しいな。
暑いからかなかなか寝付けん。
そういや、あのゴキどうしたんやろ?

と思って薄目を開けると、
なんと目の前の蚊帳にヤツがへばりついている。

「おいおい、よりによって目の前に来んでもええやん。」

と思いながらも、

「ま、どうせ蚊帳の外やからえっか。」

と、放っておく・・・こと1分ほど。


やっぱり、さすがに目の前におられるのは気になり
もう1度薄目を開ける。


「さっきも思ったけど、なんかこのゴキ、蚊帳の外にいる割にはやけにリアルやな。」


ということに気がつく。
堂々とした触覚なんて今にも触れそうだ。


手元にある携帯でヤツを照らしてみた・・・






・・・って思いっきり蚊帳の中やん!!






そらリアルなわけだ。
つーか、お前、どうやって蚊帳の中に入ってきてん!!

かわいこちゃんならいざ知らず、
ゴキブリと添い寝する趣味はない。

が、ここで彼女(?)の訪問をムゲに断ると蚊帳の中で大暴れされかねない。
ここは俺が大人になろう。
と、そぉっと蚊帳を出る。


で、ちょっと彼女の
「ここは私のベッド。あなたは私のペット。」
的な気分を削いでやろうと思い、
彼女の好きなダークな雰囲気を変えるために、電気をつけてやった。






したらあんた・・・









他にも4、5匹もいるじゃありませんか!!








奴らは、

「ここがテメーの家か。ちょっと借りるぜ」

とばかりに、俺の部屋を我がもの顔で使っていた。



俺の蚊帳の中に入るわ、
夫婦で壁に張り付いてチュッチュするわ、
部屋の隅ではなく、堂々と真ん中の壁を走りまわるわ、






もう・・・


















俺の部屋は凶悪極まりないゴキブリ達に完全に乗っ取られていた。















こんな感じやった。







完全に寝込みを襲われた俺は、とりあえずキッチン兼ダイニングルームに退却。








・・・が!








そこにも1匹!!






おそらく元々は俺の寝室にいて、
そっからコロンブス気分でこっちまでやってきたのだろう。






家の中に無数のゴキブリ達・・・

時刻は夜中・・・











どうするべきか・・・






1.レオンさながら1匹ずつスプレーで抹殺
(ただし、こっちのスプレーの殺傷能力はすさまじく、こっちもやられる。)

2.今日は敗北宣言し、外で寝る

3.気にせず部屋で眠る

4.ゴキブリほいほいを設置してひっかかるのを待つ







結局俺は、とりあえず4を選んだ。

夜中に起きて、ゴキ様のための住まいを設計、建築。
食事の準備だけでなく、
玄関には足ふきマットまでも設置。

住まいは5つも作った。


それぞれ、しかるべき場所へ設置する。



が・・・





全くかからない!!








それもそのはず。
普通のゴキブリは暗く、ジメジメした狭い場所を好む。
トラキチ家のゴキブリは代々、そんなインドアネクラ型なタイプだった。

しかし、こいつらは違う。


完全に体育会系なのだ。




「私たち、見られてる方が燃えるの♡」


とか


「100メートルダッシュ、5本目行きます!!」



みたいな奴らばっか。
「端っこ」とか「暗いとこ」てな場所に興味がないようだ。





仕方なく俺はミッションを4から1の

「レオンさながら、1匹ずつスプレーで抹殺」

に変更。





まずは、ダイニングにいるコロンブスから・・・


て思ったら、いつの間にかコロンブスが2匹に増えてやがる。
このまま放っておいたら、本格的に大航海時代に突入しかねない。




なるべく、俺や部屋にある物への被害を最小限に抑えるため、
家具や私物から、奴らが壁や床に行くよう誘導。
もしくはひたすら「その時」を待つ・・・



そして




ショット!!





案の定、1発では奴らは死なない。
むしろアドレナリンを発散させて、
スーパーサイヤ人となり
スピードは倍になり、空中を飛ぶことすら可能となる。



俺は奴らのハッスルタイムを最小限に抑えるよう、
狙った獲物は、最短時間で仕留めるべく、集中砲火を喰らわす。




そんな死闘を繰り返すこと30分ほど。
なんとか5匹くらいは殺っただろうか。


俺はダイニングでのミッションを全て終え、
戦場を寝室へと移していた。


なんとなく、
「もう死ぬな」
と思った奴には、自分のために、スプレーはあまり使わず
放っておいた。



で、6匹目を仕留める作戦を、
奴の行動パターンを見ながら考えていると・・・





ふいに足元からふくらはぎまで
「何か」がつたう感触が・・・!!








そう、それは俺が「殺った」と思った奴だった。
まるで、首だけでエボシ様の腕を噛みちぎったモロのごとく、
最後の力を振り絞って俺に向かってきたのだった。





生まれて初めて、ゴキブリに肉弾戦を挑まれた俺は
夜中にもかかわらず、
もう30歳にもなる日本男児にもかかわらず、




「どぅっとあsぢおぅいやぁ!!」



と、言葉にならん甲高い声を出し、
反射的に大量にスプレーをばらまき、
奴の息の根を止める。






最後の1匹をしとめた時には、ミッション開始から2時間ほども経過していた。








・・・あれから1週間ほど経過した今日。


眠りに落ちるか落ちまいかしていると・・・
また部屋に奴らがたむろっている!
しかもまた目の前だ。
今度は10匹どころの騒ぎではない。


「どわっっつ!!」


と飛び起きた・・・つもりだった・・・が、

実際にはベットから転げ落ち、体を床に強打していた。
あたりにゴキブリはいない・・・



夢やったんか・・・。




こういうの、PTSDっていうんやっけ?

カウンセリングでも受けるかな。
| ルシア日記 | 23:03 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
一人で大笑いしてしまった。子供の頃、飛んでるゴキがぶつかって来た事を思い出して、あの時の恐怖が頭をよぎった。
私もその瞬間ギェ〜と叫んでた。笑ってる場合ではない。
で、それって本当は、夢、現実?
| きょん | 2009/09/20 1:28 PM |
飛んでるゴキは怖いですね〜(笑)
しかも奴ら、めっちゃ早いんですよね。
あのスピードがナメクジくらいやったら
もうちょっとみんなに優しくしてもらえるやろうに。

これを読んだら、その晩、眠れなくなったりして(笑)
| トラキチ | 2009/09/21 12:55 AM |
このブログいや、この作品、本にしてほしい(笑)。
やりたい放題には、笑わせて頂きました*
| あほこ=ぽてこ。 | 2009/10/03 6:23 PM |
日本に帰ったらJICAから出資金を募り、
自主出版します。

印税生活って憧れるなぁ。
| トラキチ | 2009/10/05 10:09 AM |
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